内容
個性豊かな3匹の犬と暮らす著者が見つけた「犬が犬らしく幸せに暮らすためのルール」が提案された1冊。
①犬とわたしの関係性
②犬と食事と健康と
③「いい子」じゃなくてもいい
④飼い主の“責任”とは
感想
30のルールには、今まで意識していなかったことがたくさんあって、発見の連続でした。
例えば、食事のこと、犬の可能性を狭めないこと、終生飼養のこと。今回はこの3つのことを中心に思ったことをまとめます。
食事
この本の著者は手作り食に取り組まれているのですが、それがものすんごいの!完璧に栄養バランスが考えられていて、人間の食事よりたぶん豪華だよ。
ある日のメニューがこれ。驚くことにこれで1食分です。
写真も載ってるんだけど、めちゃくちゃ豪華でおいしそう。こんなの食べられる3匹のワンコは幸せだよね。著者は3ワンコの偏食や病気、怪我の経験を通して、手作り食にたどり着いたそうです。熱い気持ちが伝わってくるよ。
それに引き換え、コマリの食事はドライフードオンリー。かわいそうに…。そもそもフード以外にいろんな物を食べさせるという発想がなかった。こんなに豪華な食事を食べている犬がいると知れただけでも読んだ甲斐がありました。
でも人間の食事ですら作るのめんどいのに、手作り食をするほどの気合いはないから、せめて手軽にできるトッピングくらいかけようかな。
がっつり実践できなくても、頭の片隅にあるのとないのとでは全く違うと思います。食事の大切さに気付けてよかったです。
犬の可能性を狭めない
人が世話を焼きすぎて「過保護」になると、犬は犬らしさを失くしてしまう。その言葉を聞いてドキッとしました。食べやすいようにおやつを細かく切ってあげるとか、当てはまっていることが多々ありました。
失敗しないように、怒ることが少ないように、必要以上に先回りするのは私の悪い癖です。ある程度は大雑把を心掛けよう。
あとはあまり自然を感じさせてあげられていないことを反省。
著者のように海や川、山に気軽に連れていくことはできないけど、散歩では坂道を通ったり、土、芝生、砂利などいろいろな場所を歩かせたり、なるべく変化をつけようと思いました。
終生飼養
もちろん迎え入れた時から、愛犬の最期の瞬間まで守り育てていく覚悟はありますが、改めて「終生飼養」について考えさせられる内容で身が引き締まりました。
動物福祉の“5つの自由”の考え方も初めて知って勉強になりました。「人間には、犬ができる限り快適に、より犬らしい生活を送れるように、環境を整える義務と責任がある」という言葉を胸に刻んでおかねば。
著者が実践されていることを読むと、私にもまだできることがたくさんあるなぁと感じました。コマリが犬らしく幸せに暮らせるように全力を尽くします!
まとめ
ネットの情報に振り回されてしまう、完璧にしつけるために犬に求めすぎてしまうというのがまさに私のことだったので、この本に巡り合えてよかったです。
犬に、あれもこれも求めすぎていませんか? しつけ本に書いてあることができないからって、決して「ダメ犬」ではありません!(中略)各家庭で最低限の「やってはいけないこと」だけを決め、それを犬に伝えて守ってもらうことが、わたしにとっての「しつけ」です。
しつけに対する新しい考え方に触れることができ、よい意味で肩の力が抜けました。
また、手作り食の考え方やポイントなどが書いてあるので、チャレンジしてみたい方には参考になりそうです。
PART4の「飼い主の“責任”とは」の章は、犬を飼っている方にぜひ読んでもらいたい内容でした。
たくさん刺激を受けたことがあったので、コマリのしつけに還元できたらいいなと思いました。もっときちんとしつけをして、いい子にさせなきゃ!と焦っている方におすすめの1冊です。
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