毎日の「ごはん」は、愛犬の健康を支えるいちばん身近なケアのひとつです。
犬の食事は、栄養バランスだけでなく体調や年齢、体質によっても考え方が変わるため、正しい知識を知っておくことがとても大切です。
今回紹介するのは、犬の食事について基礎から学べる本や、手作りごはんのヒントが詰まった本、食材の知識を深められる本など5冊。
愛犬の食事を見直したい人や、より健康的なごはんを考えたい人に役立つ内容ばかりです。
はじめての犬ごはんの教科書(俵森朋子)
犬ごはん初心者が納得・安心できる犬の食に関する基本知識とレシピをまとめています。
食材の色で決めるフレッシュな食材レシピ、季節の食材を用いたレシピ、子犬~老犬までステージ別のレシピ、健康状態に合わせた健康ケアレシピ、フードと併用するトッピングレシピ、お楽しみのおやつなど、たくさんのレシピが紹介されています。
また、健康状態のチェック方法など、食を通して犬が健康で快適に過ごせる暮らし方を提案しています。
感想
ドッグフードへのトッピング、基本レシピ、四季のごはん、おやつと、簡単なものから上級までわかりやすくまとまっています。
手作り至上主義ではなく、出来る範囲でと言うスタンスで、まずはドライフードにトッピングから気軽に始めてみようという前向きな気持ちにさせてくれる本です。
食材を色で分けている点や、きっちり何グラムというのではなく、全体のバランスで把握できる点もわかりやすかったです。
まずは基本をしっかり知りたい人にぴったりの一冊だと思います。
獣医師が考案した長生き犬ごはん(林美彩)
手作り食のスペシャリストである獣医師2名による安心のレシピ本の決定版です。
栄養バランスを大切にしながら、家庭でも作りやすい簡単レシピを紹介しています。
作り置きできるメニューや忙しい飼い主でも続けやすい工夫が多く、初めて手作りごはんに挑戦する人にも安心の内容。
犬の「食」と「健康」について総合的に学べる一冊となっています。
感想
手作りごはんというと難しそうな印象がありましたが、ただ切って煮るだけのレシピが多く、気楽にチャレンジでき、無理なく続けられる内容になっているのが嬉しいポイントです。
季節ごとの旬の食材や、犬の体調にぴったりの食材も掲載されているので、基本のレシピをもとに、材料を少しずつ変えながらアレンジして作ることができます。
作り置きのアイデアも多く、忙しい日でも取り入れやすいのが魅力です。
ただメニューは多くないので、料理が得意でいろいろ作ってあげたい人には物足りないかもしれません。
愛犬のための症状・目的別食事百科(須崎恭彦)
食べて治す!がコンセプトの犬ごはんレシピ百科です。
体調や目的別にBEST5食材を選定し、さまざまな症状ごとに食事の工夫を解説しています。
効果的に栄養摂取できるレシピや、手づくりごはんで症状を改善した実例レシピも満載です。
犬の体質や状態に合わせて食事を調整するヒントが多く、食事と健康の関係をより深く理解できる一冊です。
感想
症状別に紹介されているので、愛犬に合った情報を見つけやすくて便利です。
各症状につき5つくらいレシピが載っていますし、体験談も紹介されているので参考になります。
どの素材と組み合わせると効果が得られるかが明確に表記されているところもよい点です。
ただ、グラム表示のレシピに慣れている初心者としては、素材の分量を自分で考えないといけないのが難点です。
『愛犬のための症状・目的別栄養事典』と併用するとより効果的だと思います。
わんこの食べもの事典(阿部佐智子)
愛犬をもっと喜ばせ、そして長生きしてもらうための食材活用事典です。
肉、魚、野菜などスーパーで手に入る日常的な食材にどんな効能があるか、どう与えればいいかを丁寧にわかりやすく解説しています。
食材230種類が掲載されていて、気になる食材をすぐに調べられるため、日常の食事作りやトッピングを考える時にも便利です。
感想
ドッグフードに何かトッピングをしてあげたい、と思っている方にぜひおすすめしたい本です。
どれくらいトッピングするのか、それに伴ってどれくらいフードを減らすのかが細かく記載してあって、初心者でも挑戦しやすいです。
他にも量の目安や頻度、栄養素や食べ合わせ等、とても丁寧に記載されています。
フードに飽きてきて食が進まなくなったワンちゃんにも、とても参考になる内容だと思います。
手作り食を始めるならまず手元に置いておきたい一冊です。
スプーン1杯からはじめる 犬の手づくり健康食(浴本涼子)
「スプーン1杯」をいつもの市販のフードにトッピングする「ちょっとのせ」や「おやつ」から、簡単に始められる手づくりごはんと健康的な食についてまとめられています。
体調に合わせ、毎日じゃなくても始められる犬のための「健康食」を豊富なレシピとともに紹介。
初心者でも無理なく取り入れられる内容で、手作り食のハードルを下げてくれる一冊です。
感想
「まずは少しだけ」という考え方がとても安心でき、手作り食のスタートにおすすめの本です。
レシピだけではなく、犬の食事や食材への考え方や知識もたくさん掲載されているので、初心者にはとても参考になる内容になっています。
手作りごはんに興味はあるけれど不安もある、という人の背中を押してくれる一冊です。
まとめ
食事は毎日続く習慣だからこそ愛犬の体に大きく影響します。
特別なことをする必要はなくても、少しだけ知識を持つことで、食材の選び方や与え方に自信が持てるようになると思います。
今回紹介した本は、初心者でも理解しやすい内容から、より深く食事を考えたい人向けのものまで幅広くそろっています。
愛犬にとって毎日のごはんが安心で楽しい時間になるように、まずは気になる一冊から読んでみてはいかがでしょうか。


