柴犬と実際に一緒に暮らしてみると、その頑固さゆえに育てにくさを感じる場面が多々あると思います。
私も最初はうまくいかず、悩むことがたくさんありました。
柴犬は日本犬らしい自立心や警戒心を持つ犬種だからこそ、“犬種を理解すること”がとても大切だと感じています。
ただかわいがるだけではなく、その特性を知り、尊重しながら暮らしていくことが信頼関係への近道です。
今回は柴犬のしつけや暮らしの参考になる5冊を選びました。
これから柴犬を迎える方にも、すでに一緒に暮らしている方にも、参考にしていただけると嬉しいです。
柴犬のトリセツ(影山直美)
柴犬のあるある行動や性格の特徴を、イラストとエッセイで楽しく紹介する一冊。
頑固、ツンデレ、でも実は愛情深い――そんな柴犬らしさをユーモアたっぷりに描きながら、飼い主が知っておきたい接し方のヒントもさりげなく盛り込まれています。
専門的なしつけ本というよりは、「柴犬という犬種を理解する」ことに重点を置いた内容。
読めば読むほど、柴犬との暮らしが愛おしく感じられる本です。
感想
かわいいイラストつきで柴犬の魅力がぎっしりつまっています。
思わず「うちの子もこれ!」と笑ってしまう場面もあり、え?!こんなことする子もいるんだと勉強になるエピソードもあってとても面白いです。
柴犬特有のマイペースさやこだわりの強さも、短所ではなく“個性”として受け止められるようになり、肩の力を抜いて愛犬と向き合えるようになるのではないかと思います。
もしこれから柴犬を飼って、ともに人生を過ごそうと思っている人にとっては、心の準備ができる必読書であるとともに、楽しみが倍増すること間違いなしの一冊です。
はじめよう!柴犬ぐらし(西川文二)
柴犬と暮らしたい!と願う人に向けた柴飼いスタートブックです。
マンガもイラストも写真もたっぷり使って、柴犬と人がともに幸せになるために必要なノウハウを全部詰め込んだボリュームのある一冊。
柴犬を飼いたい方、柴犬と暮らしはじめたばかりの方、柴飼い歴は長いけれどあらためてしつけ・トレーニングを勉強をしたい方におすすめです。
感想
柴犬の飼い方・しつけ方のスタートブックとして最適な本です。
初心者でも理解できるよう、たっぷりのイラストと経験者ならではのアドバイスが盛りだくさんです。
子犬お迎え前に柴犬を飼うということの心構えや事前準備もバッチリできますし、お迎えしてからのスケジュールもざっと掴めるので、ぜひ飼う前に読むことをおすすめします。
柴犬ならではの胸キュン写真もたくさんで、眺めているだけでも癒される一冊です。
柴犬の気持ちと飼い方がわかる本(加藤元)
写真やイラストが豊富で、初めて柴犬を飼う人にもイメージしやすく、わかりやすい内容になっています。
柴犬の気持ちやしぐさがしっかり解説されていて、困った行動も柴犬の心理からみた対処法が紹介されていてとても納得感があります。
子犬から老犬までの成長の流れが把握でき、しつけを始める時期やワクチン接種の目安など、その時期ごとに必要なことが一目でわかる「成長カレンダー」が便利。
幼犬から老犬まで対応の幸せ飼い方マニュアルです。
感想
「柴犬だからこそ」という視点が明確で、腑に落ちることが多い本です。
とてもバランスよく情報がまとめられている印象で、初心者にも優しくわかりやすい内容になっています。
まず最低限押さえるべき点をしっかりと押さえられるので一冊目として安心感があります。
子犬を飼うということは、命を預かり、犬の一生を幸せにする覚悟をもつことである、とこの本から教わりました。
体についてのこと、病気の予防、食べてはいけないものなどもとても参考になり、何かあったら参考書のように今後もその都度ページを開きたい一冊です。
はじめての柴犬との暮らし方(シーバ編集部)
日本犬専門誌、Shi-Ba【シーバ】編集部がまとめた新しい飼育書。
毎号、実際に柴犬と暮らす一般家庭を徹底取材して誌面を作る編集部だからこそできる、現代の柴犬とその家庭に合った暮らし方や体験談が掲載されており、リアルな暮らしのイメージが湧きやすい構成。
既存の飼育書では読めない、本当に役立つ柴犬育て術が紹介されています。
感想
専門家の意見だけでなく、飼い主目線のエピソードが多い点が印象的でした。
柴犬の一般的知識から、家族に迎える前の覚悟、犬の認知症などシニア犬になってからの対処までしっかり書いてあります。
犬の体の構造や柴犬のかかりやすい病気の解説、怪我をした時の応急処置の方法、投薬の方法や去勢手術がどのようになされるのかを写真付きで掲載するなど、動物医学や生物学的な観点からの記述も多く、とても勉強になります。
難しすぎず、でも大事なことはきちんと押さえてくれる、はじめの一冊にぴったりだと思います。
幸せに暮らす柴犬の飼い方(井上実)
日本犬保存会の視点から、柴犬の正しい飼育と向き合い方を解説した一冊。
日本犬としての歴史や気質に触れながら、しつけや日常管理の基本を丁寧に紹介しています。
柴犬の“本来の姿”を尊重しつつ、現代の家庭環境でどう共に暮らすかを考える内容。
行動やしぐさから柴犬の気持ちの読み取る方法を紹介したり、柴犬あるあるを四コマ漫画で掲載したりと、楽しく読みながら柴犬の気持ちを理解できる構成になっています。
様々なコラムも充実していて、柴犬と仲良く快適に暮らすためのヒントが詰まった一冊です。
感想
日本犬保存会からの本ということで、柴犬の気質を正しく理解し、尊重する姿勢が伝わってきました。
全ページフルカラーで写真やイラストが豊富なのでとても読みやすいです。
初めて犬を飼う人が困らないように、お迎えに行く日の流れや持ち物、ドッグフードの内容成分の表示の見方など、他の本よりも具体的に情報がまとめられていてとても参考になります。
また、すでに飼っている方も、高齢になったときのお世話の仕方やかかりやすい病気、いざというときの対策などが載っているので一読の価値ありです。
柴犬と暮らす覚悟と誇りを教えてくれる本だと思いました。
まとめ
柴犬との暮らしは、楽しいことばかりではなく、他の犬種にはない難しさを感じることもあると思います。
でも、それを乗り越えていく中で深い絆が生まれるのも柴犬の魅力だと感じています。
今回紹介した本は、しつけの方法だけでなく、柴犬という犬種を理解するために参考になるものばかりです。
みなさんと愛犬が「柴犬らしさ」を大切にしながら、少しずつ関係を育てていけることを願っています。
↓こちらの記事の5冊目『柴犬の飼い方・しつけ方(松本啓子)』も柴犬関連の本ですので、ぜひご覧ください。

